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高齢者の健康維持で気をつけたいこと
日常生活において、人とのつながりや社会参加が減少すると、それをきっかけに、「年齢を重ねていくことにより体力や心身の活力が低下し、社会との関りが少なくなる状態(フレイル)」が進行する恐れがあります。身体能力の低下や精神機能の低下、歯科口腔機能の低下、食・栄養状態の問題などが生じないよう、3つのポイントに気を付けましょう。
また、年に一度定期健診(後期高齢者の医科・歯科健診)を受けて、体調維持に努めましょう。
1.運動を行う
体を動かさない状態が続くと、身心の機能が低下して「動けなくなる」ことが懸念されます。また、転倒などを予防するためにも、普段の生活の中で、できる範囲で運動することが大切です。
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家の中や庭などでできる運動を行う。(ラジオ体操やいきいき百歳体操など)
※いきいき百歳体操はYouTubeで「いきいき百歳体操 熊本」で検索できます。 - 家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理など)や農作業などで身体を動かす。
- 横になっている時間や座っている時間を減らし、足踏みするなど身体を動かす。
2.食生活・口腔ケアを意識する
栄養不足を予防し、免疫力を下げないために、よく噛んで食べることや、お口の健康を保つことが大切です。
- 3食欠かさずバランスよく食べて、規則正しい生活を送る。
- 毎食後と寝る前にていねいに歯磨きをする。
- しっかり噛んで食べる、歌の練習をする、早口言葉を言うなどでお口回りの筋肉を保つ。
3.人との交流を持つ
孤独を防ぎ、心身の健康を保つために、人との交流や助け合いが大切です。
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家族や友人と電話でおしゃべりする。
(おしゃべりもお口回りの筋肉維持に役立ちます。) -
家族や友人とメールやSNSなどを活用して交流する。
(久しぶりに手紙のやり取りも良いかもしれません。) - 買い物や移動など困った時に助けを呼べる相手をみつけておく。